ここでは、定石コマンドメニューの登録に使用するファイルの記述に関して説明します。
作成したファイルの登録操作に関しましては、 『〜オーナ管理者編〜
11.1 定石コマンドメニュー設定』をご参照ください。
定石コマンドメニューの記述形式
定石コマンドメニュー登録用ファイルは、装置種別ごとに作成します。定石コマンドメニュー登録用ファイルに記述する内容は、定石コマンド名の定義とその定石コマンドで実行すべきアクション(各装置のコマンド)で構成されます。RMS対応製品、一般機器のいずれも、定石コマンドメニュー登録用ファイルの形式は同じです。
■ 基本的な記述形式
定石コマンドメニュー登録用ファイルに記述する内容は、定石コマンド名定義行とアクション行(1定石コマンドに対して複数アクションを定義可能)で構成されます。各項目は、空白(半角スペース)で区切って記述してください。複数の定石コマンドを登録する場合は、定石コマンド名定義行とアクション行のペアを必要な分だけ続けて記述します。
アクション行には、引数("固定引数" または "$n")も定義する事ができます。なお、引数が不要なコマンドについては引数を記述する必要はありません。
<定石コマンド名定義行> |
[定石コマンド名 $n] |
<アクション行> | アクション1 『固定引数』 または $n |
<アクション行> | アクション2 『固定引数』 または $n |
... | ... |
[定石コマンド名 $1 $2 ...] action1 arg1 arg2 ... action2 arg1 arg2 ... ...
<<< 記述例 >>>
引数($1)で指定したホストに対して、pingとtracerouteを実行する定石コマンド「Ping And Traceroute」を定義します。pingコマンドの「-c 3」は固定引数、変数($1)は入力したホスト名に置換されて実行されます。
[Ping And Traceroute $1] ping -c 3 $1 traceroute $1
Cisco スイッチに対して一連の「show 〜」コマンドを発行する定石コマンド「My show tech-support」を定義します。
[My show tech-support] enable show config show interface show port show spantree active show system show test show trunk show version disable
■ 定石コマンド名について
■ RMCの設定について
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