RouteMagic Server ユーザーズ・ガイド -Version3.2-
1. RMS管理者の概要

本章では、RMS管理者の役割とRMSをどのようにご利用いただくかを簡単に紹介します。

1.1 RMS管理者の役割

RMS管理者の役割は、RMSシステム全体の設定と運用を管理し、オーナ管理者がRMSを利用して各オーナにおけるシステムの運用を開始できるようにすることです。

RMS管理者は、次のような作業を行います。

■ RMSの初期設定と全体の管理

RMSシステムを導入した際に、まずライセンスキーの登録など、システム全体に関する情報を設定する必要があります。管理者のアドレスやパスワードなどの各システム固有の情報を除き、システム運用にかかわる基本設定項目にはデフォルト値が用意されていますが、これらの値はシステムの要求に合わせて任意に変更してください。

■ オーナの登録・管理

RMS管理者は、RMSを利用する管理組織の単位である「オーナ」と、各オーナの管理責任者である「オーナ管理者」の情報を登録し、これを管理します。RMSの運用を開始するには、最低1つのオーナを作成する必要があります。

■ RMCのオーナ登録

RMCを設置してRMSに情報を送信するための適切な設定を行うことによって、RMSはそのRMCを認識します。RMS管理者は、RMSが認識したRMCをオーナに割り付ける作業を行います。RMCをオーナに割り当てることで、RMSを利用したRMC・監視対象装置の管理が可能になります。


1.2 RMS管理者の作業

RMS管理者の主要な作業としては、導入直後の初期設定作業、オーナおよびRMCに関する情報の管理があります。

これらの作業に関しましては、  『RouteMagic Server スタートアップガイド』をご参照ください。

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