ここでは、RMCおよび監視対象装置の一括登録に使用するファイルの記述に関して説明します。
RMCの一括登録はRMS管理者が、監視対象装置の一括登録はオーナ管理者がそれぞれ行います。監視対象装置の一括登録時には、担当オペレータとインシデント発生キーワード条件も同時に登録することができます。一括登録の操作に関しましては、下記をご参照ください。
■ RMCの一括登録
■ 監視対象装置の一括登録
一括登録ファイルには以下の4種類がありますが、基本のファイル形式は同一です。
∇ | RMC一括登録ファイル |
∇ | 装置一括登録ファイル |
∇ | 担当オペレータ一括設定ファイル (装置と同時に登録) |
∇ | インシデント発生キーワード条件一括設定ファイル (装置と同時に登録) |
■ ファイル形式
■ 文字コード
■ 1行目登録内容
■ 2行目以後の登録内容
■ 注意事項
RMCを指定したオーナに一括登録する際に作成します。RMC一括登録ファイルは、下記のように記述します。複数のオーナにRMCを登録する場合は、オーナ別にRMC一括登録ファイルを作成する必要があります。
■ RMC一括登録ファイルの記述例
RMC_ID , RMC_name , IP_addr , RMC_conn , Mail_addr , SSH_password , Log , Modem 000345000001 , rmc_m2_A , 192.168.1.1 , mail , rmc@[192.168.1.1] , , 100 , 1234-56789 000345000002 , rmc_m12_B , 192.168.1.2 , ssh , , test , 100 ,
設定情報の各列の内容は以下のとおりです。
1列目 |
RMC ID (RMCのMACアドレス : 12桁の16進数) | 必須 |
2列目 |
RMCの名称 (任意に設定可能) | 必須 |
3列目 |
RMCのIPアドレス | |
4列目 |
RMSから定石コマンドを発行する時のRMCへの通信手段 (mail / ssh / none のいずれかを設定) mail : メール ssh : SSH接続 none : コマンドは発行しない |
|
5列目 |
RMCのメールアドレス (通信手段がメールの場合に設定、デフォルトは、rmc@[RMCのIPアドレス]) | |
6列目 |
SSHのパスワード (通信手段がSSHの場合に設定します) | |
7列目 |
RMC関連ログ(RMCイベントログ/通信ログ)の保存日数 ※このフィールドには、1〜1000までの値が入力できます。未入力(空白)指定の場合は、デフォルト値(100)で登録されます。 |
|
8列目 |
モデム電話番号 (RMCに接続されているモデムの電話番号) |
装置一括登録ファイルには、各監視対象装置の情報と、その装置が接続されているRMCを記述します。装置登録ファイルで記述するRMC_IDは、すでにオーナに割り当てられているRMCのものである必要があります。
装置担当オペレータおよびインシデント発生キーワード条件の一括登録は、装置の一括登録と同時に行います。これらの設定を一括で行う場合は、「装置一括登録ファイル」と同時に「担当オペレータ一括登録ファイル」「インシデント発生キーワード条件一括登録ファイル」も作成してください。
■ 装置一括登録ファイルの記述例
RMC_ID , RMC_port , Category , Device_name , Severity_condition , Action_on_incident , Log , Hostname , Location , IP_addr , Serial_No , Maintainance 000345000001 , 1 , router , router_A , <=6 , show tech-support , 100 , a.routrek.co.jp , , 10.1.1.1 , serial0000 , routrek.networks 000345000002 , 12 , generic , router_B , never , , 100 , , rackB , , ,
設定情報の各列の内容は以下のとおりです。
1列目 |
装置が接続されているRMCのRMC ID (MACアドレス : 12桁の16進数) |
必須 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2列目 |
装置が接続されているRMCのCOMポート番号 (1〜12 を指定) | 必須 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3列目 |
装置種別 (下記の「装置種別のASCII表記」を指定)
※「*」印が付いている装置種別を指定する場合は、RMSに各装置種別に対応した「RMSプラグイン」がインストールされている必要があります。
|
必須 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4列目 |
装置の名称 (任意に設定可能/重複不可) | 必須 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5列目 |
インシデント発生デフォルト条件 ( <=n / always / never のいずれかを設定) <=n : 重要度が 0 から n のメッセージをインシデントとする。n には 0 から 7 が設定可能。 always : すべてのメッセージをインシデントとする。 never : インシデントは発生させない。 |
必須 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6列目 |
インシデント発生時に発行するコマンド ※複数のコマンドを発行する場合は、コマンド間に "LF" を挿入する。(Excel では、 Alt + Enter で入力) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7列目 |
装置関連ログ(コンソールメッセージログ/イベントログ/オペレーションログ)の保存日数 ※このフィールドには、1〜1000までの値が入力できます。未入力(空白)指定の場合は、デフォルト値(100)で登録されます。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8列目 |
装置のホスト名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9列目 |
装置の設置場所 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
10列目 |
装置のIPアドレス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11列目 |
シリアル番号 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
12列目 |
保守連絡先 |
監視対象装置の担当オペレータを一括設定する際に作成します。担当オペレータの一括設定は、監視対象装置の一括登録と同時に行います。担当オペレータの一括設定は、装置の一括登録時以外は実行できません。
■ 担当オペレータ一括設定ファイル記述例
Device_name , Operator router_A , opA router_B , opB
設定情報の各列の内容は以下のとおりです。
1列目 |
装置の名称 | 必須 |
2列目 |
オペレータのアカウント名 (登録済みのオペレータアカウント名記述) | 必須 |
インシデント発生キーワード条件を一括設定する際に作成します。インシデント発生キーワード条件の一括設定は、監視対象装置の一括登録と同時に行います。インシデント発生キーワード条件の一括設定は、装置の一括登録時以外は実行できません。
■ インシデント発生キーワード条件一括設定ファイル記述例
Device_name , Expression , Period , Frequency router_A , /[-a-z]+-[0-7]/ , 10 , 1 router_B , error , 5 , 3
設定情報の各列の内容は以下のとおりです。
1列目 |
装置の名称 | 必須 |
2列目 |
条件をキーワードまたは正規表現で記述 ※正規表現で記述する場合は、 "/" で囲む必要があります |
必須 |
3列目 |
メッセージ発生頻度 【 期間 (分単位) 】 ※このフィールドには、「5の倍数」で「5〜60」までの値が入力できます。「5の倍数」になっていない場合は、登録時に「5の倍数」に丸められます。(端数は切捨て) |
必須 |
4列目 |
メッセージ発生頻度 【 件数 】 |
必須 |
指定したキーワード(または正規表現)で記述された”条件”にマッチするコンソールメッセージが、指定されたメッセージ発生頻度(【 期間 】内に【 件数 】 回)で発生した場合、そのコンソールメッセージがインシデントとみなされます。
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