RMS上で検出されたエラーは、通常RMS管理者宛てにメールで通知されますが、正常稼動時のRMS動作の記録、および内部動作エラーは、Linuxサーバ上のファイルに出力されます。
本章では、RMSシステムが出力するログファイルの種類と出力内容に関して説明します。
rms.logには、正常動作の記録、およびエラー発生時の概要情報が記録されます。情報の種別は、行頭の発生日時後のキーワードにより判断されます。
rms.logは、下記のファイルを参照して下さい。
正常動作記録
rms.logにおいて、RMSの正常動作に関する記録には次の種別があります。
種別
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説明
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command | 定石コマンドの発行に関するイベントが記録されます。 |
license | RMSライセンスに関する情報が記録されます。 |
login | RMSのWebインターフェイスへのログイン/ログアウトが記録されます。 |
rms-mailとrms-core間の通信に関するイベントが記録されます。 | |
service | rms-wwwとrms-core間の通信に関するイベントが記録されます。 |
system | RMS起動と終了イベントが記録されます。 |
task | RMSが毎日定刻に実行するタスクに関するイベントが記録されます。 |
エラー動作記録
エラー発生時にrms.logに記録される情報には次の種別があります。
種別
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説明
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erro | ネットワーク上で発生した問題などにより、RMCとの通信が正常に行われなかった場合に、記録されます。エラー内容を確認して、原因となる問題の対処が必要です。 |
fatal | RMSの内部動作エラーです。発生時のrms.logとrmsdetail.logを添付の上、ご購入元の販売代理店へお問い合わせください。 |
rmsdetail.logには、rms.logに記録されたエラー・ログに関する詳細情報が記録されます。rms.logにおいて内部動作エラー(fatal)の発生が確認され、ルートマジック・サポートセンターにお問い合わせをされる際は、必ず、rmsdetail.log情報の添付をお願いします。
rmsdetail.logは、下記のファイルを参照して下さい。
messagesログには、RMS起動時に実行される自己診断結果が記録されます。RMSが正常に起動しない場合は、messagesログ内のrmsctlという単語を含む行をご確認ください。
messagesログは、下記のファイルを参照して下さい。
/usr/sbin/rmstechsupport コマンドを実行すると、先に説明したログファイルや、RMSシステムの動作に必要なミドルウェアのログ・設定内容などを一括表示します。
本コマンドの実行は、root権限で行ってください。また、-vオプションをつけて実行すると、さらに詳細な情報を表示します。
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